2023年09月17日

新人戦6日目&7日目by松木

初めての方は初めまして、2回の松木奏磨と言います。現在ちょうど新人戦から帰ってきたところです。大分遅れましたが、今の時点で振り返って思ったところを書こうと思います。

〜6日目〜
今日は私松木のフライト日でした。3ラウンド目で2回目のASK21。これまでに13と21を1回ずつ乗っていました。21は2回目ですので1回目のフライトの反省を活かそうと思っておりました。1回目では上昇からチェックポイントまでは割とうまく行ったのですが、アプローチでオーバーシュートし、かつ速度が出過ぎてしまい、敢えなくオートパイロットとなってしまいました(泣)。着陸もダイブがあまり開いてなかったせいかロングになりました。もう一度飛べるならやり直したい気持ちでした。そんな思いがあり、2回目のフライトこそはちゃんと操縦し、1回目のリベンジを果たしたいと思っていました。ところが、今度はアンダーシュートをしてしまい、また速度が出過ぎてしまいました。ただ、チェックポイントに行くまでは良かったと後で教官から聞きましたのでそこのところは密かに喜んでおこうと思います。フライトに関してはそんな感じでした。

そして夕飯。今夜は最終日ということでBBQでした。普段の木曽川では考えられません。まごころの呪縛から逃れ、いろんな人と話しながら食事ができて楽しかったです。こっそり二人で話してる奴。それを見て騒ぐ奴。ずっと肉を焼いてくれていた奴。焼けてないのに渡す奴。野菜を落とす奴。壁際に座る奴。そんな人たちと場を共に過ごすことができ本当に良かったです。またどこかのタイミングでまた違う人と木曽川滑空場でBBQができたらいいなと思いました。

〜7日目〜
7日目は午前中に競技フライトの残った分を10発ほど飛ばして、午後に閉会式を行い得点が発表されました。結果は東浦が226.0で14位(49人中)、私が208.5点の28位という結果でした。全体的に見ると、隣同士の順位間の点数差は1、2点でした。もう少し落ち着いてできていればもっといい順位になったと思うとちょっと悔しいです。でも、新人戦を通して、総発数55発というまだ初ソロにも出ていないタイミングで、21と13の違いを意識し、自家用実地試験を意識し、教官に何も言われないフライトをすることができたので、非常に意味のある1週間となったと思います。さらに、フライト面以外でも、新人戦ならではのイベントを体験したり、普段は一緒に合宿できない関東の同期たちとも話すことができて本当に良い経験になりました。

この度は第26回全日本学生グライダー新人競技大会出場という貴重な体験をさせていただき誠にありがとうございました。応援してくださった方々もありがとうございます。今回は良い結果を残せたとは言えませんが、次こそは良い結果を残せるようより一層精進しようと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。改めてありがとうございました。

以下BBQと閉会式の時に撮った写真を載せておきます。
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posted by 京都大学体育会グライダー部 at 17:39| Comment(0) | 大会

2023年09月13日

新人戦5日目by東浦

おつかれさまです!2回の東浦です!新人戦5日目の今日は朝から晴れて総発数62発とめっちゃ回りました!!
そしてなんとなんとラウンド1と2が成立し、ラウンド3に突入しました!!
ただ、ラウンド4(13)は無しで21、13、21で決まるのが少し不服な東浦です( ;∀;)ぴえん
13がいいなーーーーー。

私はラウンド2、ラウンド3、練習フライトの3発飛びました!!そこでショート×2をかますという大失態を犯しました。何やってんねん!!!フレアかけるとき必死に伸びろ伸びろ!!ってしましたが届きませんでした、、そのおかげかフレアは優しい良い感じのフレアになりましたが… もう競技フライト終了で足掻きようがないのが辛い一方、競技という重荷が降りたのは解放感があって嬉しいです!
最後の練習フライト(13)は急旋回が超絶キレイで、指定地に降りて、何より解放感からか最初から最後まで楽しいフライトでした!

松木はあと1発あるのでまだまだ頑張ってもらわなくては!!*\(^o^)/*ガンバレ~

今日も東海関西の人たちに会えたことや京大の人からの差し入れをもらったことのおかげでめっちゃくちゃ元気になりました、応援ありがとうございます!!
他地区の人とも仲良くなれて楽しいです!

残り2日楽しみます!!
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posted by 京都大学体育会グライダー部 at 22:57| Comment(0) | 大会

2023年08月30日

久住山滑レポート:深尾

こんにちは、2回の深尾です。
先日、久住山岳滑翔大会に参加し、3位入賞することができました。応援ありがとうございました。

大会を通して関東や西部地区の方と交流したり、様々な温泉や観光地を巡ったりと非常に楽しい1週間でした。


ここでは競技面にフォーカスして思ったこと、考えたことを文字だらけでつらつらと書き残そうかと思います。長いし、大したことは書いてありませんが興味ある方は読んでみてください。
ちなみに今大会はソアリングがほとんどなく基礎レベルができているかが鍵を握る大会でした。あまりレベルの高い内容はなく普段の訓練の大切さを痛感したことをつらつらしているので後輩たちには読んで欲しいです。

まず入賞者の得点は次のようになりました。

優勝  立教大学   2年 小川 真毅   900点

準優勝 神戸大学   3年 細木 貴博   894点

3位   京都大学   2年 深尾 晃希   721点

4位   慶應義塾大学 2年 橋詰 優一   696点

5位   青山学院大学 2年 高玉 樹彦   680点

6位   福岡大学   3年 三木 義大   669点

得点を見ると上位2人と3位以下では大きな開きがあることがわかります。今大会は第4ラウンドまで成立し、上位2人が100m以上高度獲得しました。3位以下は獲得高度も100m未満ばかりで滞空といえる滞空もなく、いかに無駄なく飛んで粘れるか、いかに安全ポイントが減点されないかが重要になりました。大した獲得ポイントもないため得点もかなり接戦となっています。

今大会の得点は
獲得高度(m)の1/2倍+離脱後の飛行時間(秒)の2/9倍
に120点満点、減点式で安全ポイントが加算され、さらにルール違反者は大きく減点されて得点が出ます。安全ポイントは帰投判断、場周判断、見張りの3項目に分かれています。

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今大会3位以下は滞空者がかなり少なかったため、安全ポイントが得点の半分以上を占めていると思われます。
安全ポイントは慣例的に20点毎に減点されていたようで、この20点の減点が1つ増えるだけで入賞者の順位も入れ替わってしまいます。

出場者の安全ポイントは平均80~90/120点くらいでした。まず3位入賞できた要因はこの安全ポイントが4ラウンド通して1回(20点)しか減点されなかったことにあると思います。(1回減点されてしまっているのは反省点です。)ちなみに何が減点されたかは公表されませんが、おそらく競技1発目でチェックポイントを勘違いしており、場周に入るのが遅れたことで減点されたと思います。
そもそも安全ポイントは適切な高度でチェックポイントに向かい、適切な高度でいつも通りに場周できており、また旋回時のクリア確認、他機警戒さえできていれば基本減点されるものではなかったと思います。
体感、出場者の約半数がソロに出ていましたがソアリング大会という場で少しでもプラスを感知すると欲張ってしまい適切な高度判断ができなかったり、サーマルを探すのに夢中でクリア確認などを怠ってしまう人が多く、減点が多かったのではないかと思います。またAGL(above ground level)250m未満でのソアリングなどで大幅な減点をくらう人もちらほらいました。
ちなみに見張りの項目ですが、旋回時に声に出してしっかりと「右クリア」「左クリア」と言い、他機をインサイトしたときは「◯◯◯(機体番号)インサイト」と言わないと容赦なく減点されます。が、逆に言うとそれさえ言えれば減点されませんでした。声に出して言うことで教官もこいつしっかり見張りできているなとわかり、自分としても警戒意識を強めることができるので競技関係なく普段からやる習慣をつけておかないといけないですね。
普段通り"安全に"飛ぶことがいかに重要かがよくわかる大会でした。


次に大事だったのがなんだかんだソアリング技術です。僕もまだまだかなりの未熟者で大した高度獲得もしていませんが、ありがたいことに滞空経験は割と多い方でサーマルの探し方、コアへの入れ方などはそこそこ教わっていました。一応プラスを掴めたのは第一ラウンドでこの日のデイリートップでした。リダポンで+2をつかみかけたのですが、雲底が低くVMCを満たせないと判断したため半周程度ソアリングして即ブレイクし0粘りしながらプラスを探して彷徨いました。これまでの経験を活かして飛ぶことができ、降りてきた後には西部地区の教証生の方にわかってる人の飛び方だったと褒めて頂けました。めちゃくちゃ嬉しかったです。言語化できるほど精通していないのでここにはそのノウハウは書けませんが、普段から貪欲にサーマルを狙っていた経験が活かせてよかったです。発数が少ないうちはプラスがありそうなときは教官主導でサーマルを探しに行きがちですが、プラスがありそうなときは地上にいるうちからどうやってプラスに探し出し捕まえるかしっかり教官と打ち合わせをすればそのように飛ばせてもらえますし、それだけでもかなり大きな経験になると思います。

あまりこういうこと言うのはよくないかもしれませんが、正直3位という順位は意外と拍子抜けでした。減点されてしまった部分や、他地区の学生たちとの普段からの取り組みの差、久住の場周の難しさ、ソアリングの拙さなど自信を失う部分も多い大会でした。ただそれでも3位という順位は、減点されてる部分も含めて、余すことなく今の自分の実力とこれまでの積み重ねを発揮した結果だと思います。そこは自分でも評価してもいいかなーと思い…多少甘やかさないとやってられません。出会ったときは褒めてもらって構いません。これからはとりあえずソロを目指して頑張ろうと思います。

ということで私なんぞはまだまだ未熟な身ですが、後輩たちには普段の訓練から貪欲にサーマルを捕まえに行き、高度管理、クリア確認など徹底的にやってもらい、来年は1位を目指して欲しいですね。


以上、あまり上手くまとめれてない自覚はありますがブログというものはそれでも許されるかと思うので、楽しかった久住の写真を下に連ねておさらばします。
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posted by 京都大学体育会グライダー部 at 13:03| Comment(0) | 大会

2023年08月17日

久住山滑集合日

お久しぶりです。2回の中嶋です。8/18〜8/24で開催される久住山岳滑翔大会に出場するべく2回の深尾と共に大分県は久住滑空場に来ています。

昨晩神戸港からフェリーに乗って早朝に新門司港につき、そこから電車を乗り継いでやって来ました。

滑空場に来てまず思ったのは空が近いことです。概ね海抜800mの高原に位置しており、晴れていても雲底がぐっと低く感じます。
またランウェイの起伏の激しさに驚きました。両エンドの高低差は40mもあり、着陸帯のすぐ手前は崖、奥は谷になっています。嘘じゃないです。

こんな中で飛べるのかと中々不安になりましたが、西部の皆様の暖かいおもてなしを受け、かつ競技事項の確認もしっかりできたので今は期待の方が上回っています。

初めての大会出場ということで、訓練の成果を十分に発揮し頑張り、何より楽しもうと思います。応援よろしくお願いします!

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posted by 京都大学体育会グライダー部 at 23:10| Comment(0) | 大会

2023年05月24日

ローズカップ報告part1

3回生になりました石川です。遅ればせながら、GW(グライダーウィーク)に大野滑空場で開催されましたローズカップのご報告をさせていただきます。

京大からは私と4回江河が全参、加えて2回深尾と4回坂本が1日だけ参加しました。

初日の練習日、まずはここで腕試しや!と意気込み、10th SoloぶりのASK13に搭乗(ASK21は100時間点検のため発航していませんでした)。1旋回ごとに教官と私で操縦を交代しながらソアリングの感覚を掴んでいき、11分のプチ滞空をしました。

この日のハイライトは揖斐川の遭難救助ということでやってきた岐阜県の防災ヘリが大野滑空場に飛来したことです。ピストにいた私が、ヘリパイとまさかの大野フライトサービスで交信する羽目に。フライトサービスなんて朝イチのVHF点検でしか使ったことねーぞ。貴重な経験?をさせていただきました。

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さて、いよいよ競技日。ローズカップ期間は全日南向き発航でしたので、場周経路とサーマルスポットを頭に叩き込み、出発出発。離脱後ライトターンでバリオがプラスになるのを感じる!が!まさかの先行機が邪魔でセンタリングができませんでした。他のスポットに行く高度もなく、虚しく帰投。

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↑センタリングを邪魔され、無惨に帰投せざるを得なくなった悲しみのログ

発航2巡目はDuo Discus JA20GCに搭乗しました。初めての高性能機!サーマル掴んで天井タッチしてやる!と意気込んだものの、まさかの二度先行機に邪魔をされセンタリングができませんでした。

3巡目は撤収ロングになりました。夕方の微妙なサーマルにしがみつきつつ9分堪えましたが、得点することはなく帰還。得点フライトは無いままローズカップは終了しました。泣。

来年はリベンジするぞ!待ってろローズカップ!
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posted by 京都大学体育会グライダー部 at 17:06| Comment(0) | 大会