2022年12月30日

初単座









お久し振りです!2回の松谷です。
この度、12月大野合宿最終日で初単座を達成しました!

 

 まだ埋まってないんかと呆れられ、四方八方から尻を叩かれながら埋めた初単座のチェックリストも残すは横風着陸の項目のみとなった最終日。朝から示し合わせたように横風が吹いているものの23をラインナップする予定はなく、フライトも回ってこないだろうと思いウインチ側に篭っていたところ、23を組むぞ帰ってこいとの連絡が飛び込んできました。急いでピスト側に戻りチェックフライトを行い、いい出来とは言えないながらもなんとかパス、その時は単座に乗るんだ!という感動よりも通ってしまった、という困惑の方が強かったです笑。

 先輩方にアドバイスを頂きながら搭乗準備を手伝ってもらいラインナップ、乗ったことのない機体に初めて1人で乗る期待と不安を感じつつ発航しました。曳航後期はヒューズ切れの不安から早めに機首を下げてしまい逆に増速してしまいましたが問題なく離脱、課目を行いながら飛んだのですが、終始複座機との違いに感銘を受けながらのフライトとなりました。操舵感やレスポンス、後ろを振り返る度に目に入る、自分の真後ろから生えているかのように見える主翼など、とても新鮮な感覚で楽しかったです!

 これからは自家用受験、そしてさまざまな条件でのフライトに向け、経歴の充足、技量の向上、そして知識、経験の蓄積に邁進していく所存です!





posted by 京都大学体育会グライダー部 at 11:20| Comment(0) | 合宿

2022年12月22日

12月大野合宿二日目









いつもKUGCを応援してくださりありがとうございます!2回生の石川です。


 


年末が近づき、部員の日々も段々と忙しくなってきました。しかし!何があっても我々はグライダーを飛ばすことはやめないのだ!ということで先日大野滑空場にて4日間開催されました12月合宿の2日目の様子をお送りいたします。


この日は午後から雨が降る予報があり、最近部全体で発数不足が深刻な問題となっているKUGCにとっては痛い一日になりそうでした。なんとか工夫して訓練を回し、ソロ勢や1回生に発数を回せないか前日晩からピストの鈴木(2回)は頭を悩ませていました。


細々とした工夫をいくつも考案して、7:45発航開始を目標に。チャレンジの一日が始まります。するとどうでしょう。ピストの名采配、そして各係の皆さんの手腕によって、7:38発航開始を達成しました。


結果、この日は昼過ぎまでに44発のフライトを繰り返し、訓練生ソロ4発、ライセンシーソロ7発の成果を叩き出しました。


半日しか訓練をしていない割に合わない久々の疲労感を感じながら、KUGCに来るべき明るい将来と、我々が秘めた可能性を垣間見た一日となりました。


さて、私事ですが、この合宿では3rd4thソロに出ました。同期がパラシュートを背負って単座機に乗るのを眺めるなか一人複座機ソロへと出発するわけですが、いつか23Ka8discusに乗れる日を楽しみに、今は堪えてソロ溜めを進めています。そのうち後輩も13移行、ソロ溜めを始めるわけですから、ここでうだうだしているわけにはいきません。さっさと単座機に乗って好きなだけ滞空していたいものです。


私自身、今回はKUGCの勢いが増していくのを感じることのできた合宿でした。来年は我々が幹部代としてこの勢いを失うことなく、むしろどんどんと増していくつもりで活動を続けていきたいものです。


KUGCの未来が明るいものにならんことを!


 


P.S. 未来が明るいのはKUGCだけではなく、次期主将もらしいです。 #彼氏と滑空場なうに使っていいよ←使ってはいけません。(ブログ検閲係より)




posted by 京都大学体育会グライダー部 at 15:41| Comment(0) | 合宿

最後の(?)大野合宿を振り返って

こんにちは。4回の堀内です。

さて、最終日翌日午前の今、私は合宿中に書きかけた文章を抹消して一からブログを書いています。最近の自分は、非常にポエムな文章を綴りたくなる衝動に駆られる事が多いのですが、今回もそれに違わずな心境ですので、心して読んでいただければと思います()

今合宿は、航空部生活の中で最も達成感のあった合宿でした。5,6thソロ(ソロチェックに初めて落ちませんでした)、初単独飛行滞空(たった13分ですが)、最長飛行時間達成できそうな滞空コンディションフライト(現実は生憎20分で下ろされましたが)と計6発が全て実りあるものだったからです。正直、もはや人生のピークココに極まれり!?と感じてしまう程でした。

ここ半年弱の私は、復部後すぐの8月木曽川合宿で2nd,3rdソロに出て以降、東海関西競技会に選手として参加するという貴重な経験もありつつ、NF合宿で4thソロに出るのに大変苦しんでいました。2nd,3rdに割とサクッとでた時に、これは初ソロで苦悩したからこそだ!と調子に乗りましたが、4thでは、あぁ2nd,3rdでサクッと出すぎたからだ・・・・・と反省していました。5th,6th4th・・・・・と思っていますが、この繰返しにならないようにしたいものです。

 

さて、実は私堀内、AT経験もない上に、長野に行って全部バッタだったり、最長フライトが25分の、滞空経験のほぼ無い人間としても有名でしたが()5thソロでは13分のフライトが出来ました。とはいえ、昼休憩後一発目でしたし、ちゃんとソアリング技術のある子なら、もっと飛べていただろうなぁという情けなさではあります。直前のフライトで、着陸に微妙な不安を抱えていたので、「これ以上長く飛んでいたら、着陸で事故るかもしれない」であったり「北にのばせばサーマルは続いていそうだけれど、ランウェイから離れるのが怖い」であったり、感情で負けてしまって、とても中途半端なフライトだったと反省ばかりです。元々、ソロチェックもメンタルで負けているなぁ、という感覚の人間なので、卒業までにもう少し精神強靭化計画を進めたいものです。

ケーキ

(これだけエピソードあっても、フライト周りの自身の写真がないのが、堀内あるある。致し方ないので、同期が買ってくれたケーキをお届け。ご馳走様でした)

 

ここからあと、長ーい余談ですので、ご自由にお読み下さい笑。

そもそも私は発航順を獲得するのも非常に下手な人間です。最近は、目配りの出来て気の利く優しい後輩達と、ライセンシーになって丸くなった()同期達に、「雅さん飛びましょう!」「堀内飛ばへんの!?」と背中を押される事でなんとかフライトをしている有様です。すっかり甘えん坊になった自分に反省。

今合宿の目標は少なくともあと2発はソロをためることでした(10発ソロをためて333ソロに出る、と明確な目標を掲げているからです)。達成できなかった原因は、と考えると、本当は最終日午前に飛びたかった、とか、毎日朝からリト引いていた事に少し不満があった、とか。でもそれは、主張出来ない自分の弱さであり、周りへの甘えです。航空部で私のような人間は極めて少数派に違いないですが、もし、同じような思考を抱える子がいたら、一緒に強くなろうね、と伝えてあげたいです()。これでも1回生の頃よりは成長した自分のはず

リト写真

(大好きな大野のリト、お世話になりました)

かねてから私は、同期が居なければ今の自分はない、とブログなり言葉なりでよく言っているつもりですが、今合宿も、同期という存在の大きな力を感じる場面が多くありました。4回生にもなると、「私達昔は仲悪かった」と口癖のごとく昔語りするマシーンと化していて(この期の不仲はもはやネタであり、因みにその主因が私なのもネタです)、この場を借りて後輩にごめんと伝えます()

そんな同期達には、ガチ説教をかます事案が発生しようが、プライベートで盛大に煽りを喰らおうが、これまでの感謝は消える事がありません。そんな大切な同期の大切なフェーズを見守る事ができた事も、この合宿の宝です。1時間滞空、ディスカス経歴溜め、本当にお疲れ様。ただ、このブログを読んで、調子に乗るのはやめてください、お説教はお説教ですよ。

今は在籍せぬ皆を含めた広義同期へ、届くと良いな。

森西写真

(末永くお幸せに、全国まで駆け抜けて!)

後輩達の同期の仲も毎度微笑ましい限り。長い付き合いを続けて欲しいものです(紆余曲折あるのは世の常!)

さて、まだまだ合宿気分に浸っていたい所を進捗があまりに芳しくない卒論がつついてきて、現実に引き戻される本日でした。

最後の全日参加大野合宿。きっと最後の大野の空ソロフライト、八木宿舎でのたわいないお喋り、意外と飽きのこないラ・ムーお弁当、いつまでも忘れずにいたい!!

P.S. 3月大野合宿に参加するかはまだちゃんと悩んでいます

雪の大野写真

(雪の大野、1stソロの桜の木曽川と並んで好きになりました)

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posted by 京都大学体育会グライダー部 at 13:57| Comment(0) | 合宿

1時間滞空達成!

1時間滞空達成!

 

こんにちは。4回生の西です。

12/15~19にかけて行われた大野合宿の最終日、念願の1時間滞空を達成しました。

 

この日は朝から横風予報。いつ飛べなくなってもおかしくない状況でしたが、昼になっても風は変わらず。後輩たちは着実にソロに出ていく中、昼過ぎに上空の機体が耐空を始めました。機体はぐんぐんと高度を上げ、800mほどまで上がっていきます。同期に背中を押され、滞空するなら今しかないと空いていた23をラインナップして、いざ空へ。

上昇中、サーマルのせいなのか何度速度指示を出しても早いまま。ヒューズ切れを恐れて後半はあまりアップが取れませんでしたが、まずまずの離脱高度。離脱後すぐにサーマルにヒットし、ソアリングを始めました。はじめはじわじわと高度を上げていましたが、途中から急にサーマルが強くなり、バリオは+3を指すように。上昇を続けた結果、気が付けば高度は900mに達していました。正直、大野で900m以上を指す高度計を見たことがなかった私はこの時点で大興奮。これは夢のまた夢だと思っていた1時間滞空ができるかも!と思い始めました。そんななか、後ろから京大ディスカスも離陸してきて、一緒に滞空をはじめました。4年間一緒に頑張ってきた同期と単座でガグルを組み、ソアリングをしているという状況はとても感慨深くて、幸せをかみしめながらソアリングを続けました。

しかし、大野は南側の空域では750mを超えられないのがネックです。風がどんどん強くなり、流される量が次第に大きくなってきていたため、もう一度ランウェイ近くに戻ろうとしたら、上空は大荒れ。さっきまでの+3を見失い、-5に突っ込んでしまいます。なんとかかんとか次のサーマルを見つけて空域ぎりぎりまで上げる、また戻るを繰り返し、800~1000mを維持し続けることができていました。しかし、ディスカスは気が付けば場周に入っており、あとから上がってきた複座も撃沈。気が付けば空には私だけになっていました。

そして、次第に天候は悪化。北側から雪雲が流れてきて、ランウェイの北側がすべてブロックされてしまいました。雲には突っ込みたくない、でも南の空域はよけないといけない。邪魔な雲に悔しさを感じつつ、ねばっていると、「風が強い北西風に変わりました」や、「荒れてきたのでこれで撤収にします」など不穏な無線が聞こえてきます。ここで初めて恐怖を感じ、早く降りたくなってしまった私は「今何分ですか?」とピストに聞くと、「37分です」との返答。結構頑張ったつもりだったので、まだ37分という事実に少し心が折れかけましたが、やるしかないと奮起し、粘り続けます。

しかし、離陸45分ごろ、急にプラスが見つけられなくなり、コースをずらしてみますがどこまで行ってもバリオは-5の表示のまま。ここまで粘ってきたのに、あと15分なのに、こんなところで終わってたまるかと叫ぶもバリオは-5。気が付けば900mほどあった高度はあっという間に450mまで落ちていました。ここで見つけられなかったら終わりだと思い、祈るような気持ちで探していると、ついに弱いサーマルを見つけました。上がらなくてもいい。粘れればいい。そう自分を落ち着かせてサーマルにへばりついていると、「あと10分、頑張れ」との無線が聞こえてきます。その後も何度か無線で勇気づけられ、400m弱で粘り続けること10分。「一時間。おめでとう」との無線です。このときの気持ちは嬉しさよりも安堵の気持ちが大きかったように思います。ここまでくると早く一時間たってほしいと思っていたはずが急に欲が出てきて、飛べるだけ飛んでやると思いなおしました。しかし、その直後サーマルを見失い、高度はみるみる落ちて場周へ。あれほどビビっていた風も落ち着き、無事地上に戻ることができました。

飛行時間は1+04。ぎりぎりではありましたが、なんとか1時間飛ぶことができてよかったです。ソアリング中は、雲に塞がれ、ジェットコースターほどに荒れている気象条件に、私は今日生きて帰れるのかという不安がよぎったり、今までの4年間が走馬灯のように流れたりと、いろいろなことを考えた1時間でした。地上についたときは生きて帰ってこられたというほっとした気持ちが大きかったですが、みんなが祝福してくれて嬉しさがこみ上げてきました。教官方にも「最後によかったなぁ」と言っていただけたり、「おめでとう」と握手していただけたり、みんなに応援され、祝福してもらえてとても幸せでした。

 

この4年間、しんどいことが重なって、グライダーの楽しさを見失ってしまったことが多々ありました。応援してくれる周囲の声が嬉しいながらも重荷になってしまっていたこともありました。グライダーのことなんて何も考えたくないと思った時もありました。

しかし、日々成長し続けていい刺激をくれつつも応援してくれて甘やかしてくれる後輩たち、いつでも広い心で応援してくれる教官方、そして、高めあい支えあってきた、よき理解者である同期に恵まれて、ここまで歩んでくることができたことはやはり私の人生の宝物です。大げさかもしれませんが、引退前に、グライダーの楽しさ、周囲の暖かさを再認識できるこの1時間滞空という機会を与えられたことは感謝してもしきれません。これまでのソロ滞空は最長15分。高度をしっかりと上げられた経験はありませんでした。あまりにもソロ滞空と縁がなかったため、自分は下手くそだから1時間飛べていないんだと思っていましたが、実際にやってみると、私程度の実力では運が占める割合がかなり大きかったなぁと感じました。それでも、やる気ある時もちょっとテンション下がり気味な時も、元気な同期に誘われるがままに東海関西を始めとしたいろいろな滑空場で飛んで、色々な気象条件を経験し、いろいろな教官からソアリングについて学んだことはとても役に立ったし、無駄ではなかったと思います。

 

今合宿は何年かぶりにタスクを背負わずに参加した合宿でしたが、久しぶりに合宿を心から楽しむことができ、仲良くしてくれる良い後輩に恵まれ、昔はほとんど口をきかなかった同期からは幸せのお裾分けをしてもらい、思いがけない成果も達成出来て、最初から最後まで幸せで充実した合宿だったなぁと思います。

今なら周囲の応援が心から嬉しいと思えます。引退まであと3か月、悔いの残らないように頑張っていきたいです。

 

同期3

 

P.S. 17分滞空記

いっぱい褒められて嬉しい同期の森です。

4年間ずっと隣で見てきた同期の西が1時間滞空したこと自分のことのように嬉しく思います。特に運営代になってからはしんどそうにしているところもよく見ていただけに、純粋に嬉しそうに降りてきた西を見て、本当に良かったと思いました。長いと思っていたグライダー部生活のあと3ヶ月、七大戦、全国大会とイベント盛りだくさんですが、満足できる結果を目指して頑張りたいと思います。

しかし、西の少し後にディスカスで上がったのですが、実力足りず、17分で着陸する憂き目に遭ってしまいました。バンクの維持、ピッチの維持が甘く、細いサーマルに乗り切れなかった実力のなさが原因ですね。まだまだスタンダードクラスは、身に重かったようです。

上空で同期と単座で無線で煽られながらガグルを組んで(なんか西の下はしょっぱくてガグル組めなかったのですが)飛んだのは、頑張ってライセンスを取って、練習してきて良かったなぁとしみじみ感じました。

 

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posted by 京都大学体育会グライダー部 at 10:17| Comment(0) | 合宿

2022年12月21日

12月京大大野合宿2日目

こんにちは!1回生の山本です。

今回は12月京大大野合宿2日目の様子をお届けします。

 

前日の予報では強風&降雪という最悪のコンディションであった2日目、朝凍てつくランウェイに向かってみると、やはり横風が強く視程もやや不足気味な様子。

しかし時折晴れ間が覗いており、「ひょっとしたらいけるかも...?」という一抹の期待にかけて、凍えながらランウェイの水を抜き、複座を一機組み上げて待機します。

遠くの方にはまだ紅葉が残る山に雪が被さっており、そのコントラストが機体に映えていい感じです。

その後一時間ほど待機していたのですが、天候は回復するばかりか雪も降り始め増々悪化。残念ながらここで撤収です。

みんな寒い中よく頑張りました。

その後は初ソロ組と自家用組に分かれ、宿舎で学科を行いました。

普段の学科は基本的にZOOM上で行っているのですが、やはり対面だと質問や議論も活発になりますし、他の人の様子もよくわかるので非常にはかどりますね。

早くすべての活動が無制限に対面で行えるようになってほしいものです。

残念ながら私はこの日が最終日になりますが、明日こそは運航できることを願っています。

 

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posted by 京都大学体育会グライダー部 at 13:49| Comment(0) | 合宿