この日は「大地の湯」に行ってきました。露天風呂もあり、気持ちよかったです。池田温泉やぬくいの湯とは違った良さがありました。こういうのも好き。
さて、関東勢も続々と久住に到着していき、夜にはミーティングが行われました。自己紹介のあとは全員の名前を覚えられるかと心配になりつつ、久住の場周経路の学科を行いました。これが非常に難しい。まず山の中にあるので地上目標がほとんどありません。木曽川には土手やら農道やら川岸の形やら、比較的わかりやすい地上目標がありますが、久住にあるのは森です。しかもクロスウィンド用R/Wがありますので、分かりづらい地上目標を何個も覚えなければいけません。翌日の慣熟飛行に備え空撮画像とにらめっこして、この晩はふかふかのベッドで眠りにつきました。
ちなみに、西部地区の方々は我々の到着に先立ち宿舎の大掃除をしてくださっていたそうです。おかげで快適に過ごすことができました。ありがとうございます。
Day 2 慣熟飛行・競技開始
ここまでの自分の文章を読み返すと、9割が大分旅行記ですね。いけないいけない、部活で来ているのだからフライトの話もしっかりせねば。
この日は開会式から始まりました。その後、慣熟飛行が開始。慣熟飛行では、上昇気流のありそうなスポットを探ることと、場周経路の確認の2点を意識しました。
開会式の後、関大一木が賽銭箱を首から下げ来賓・OBの方々へレセプションフィーをタカりにいきます。見事ミッションコンプリートし、満足気な一木。
まずはリッジの影響でプラスのあると言われた箇所を狙って、その場にとどまるように風上に向かって数回蛇行。なるほど、粘るならここだなと目星をつけました。平地でない上、この日は風も強かったのでリッジの影響が大きく出たようです。木曽川や大野では見られないタイプの上昇気流です。場周経路では、パス角の判断が非常に難しかったです。接地点が斜面にあるので、見え方がいつもと全く違って困惑しました。高度計を頻繁に見ながら、俯角の具合を脳裏に焼き付けました。
GPSの記録を見てから、一発目の競技フライトへ。しかし競技フライトでは同じプラスのスポットを狙おうとしたものの、チキってダウンウィンド側に伸ばさなかったので粘ることすらできず。諦めて場周コールをすると、バリオがプラスに振れました。場周キャンセルしてやろうかと思いましたが、もちろん僕につるたまみたいなことはできません。
競技フライトが一周する前に日没が近づき最終発航。残り選手のフライトは翌日へ繰り越しになりました。
この晩の温泉は宿舎への帰り道にある「久住温泉」でした。普段の訓練でも一番頻繁に使う温泉だそうです。
Day 3 観光日
この日は雨予報が出ていました。一度R/Wには出たものの、競技は困難ということで楽しみにしていた大分観光へレツゴォウ!滑空場の近くにはワイナリーやビール工場があり、3年前の辻井先輩はビール試飲でシャレオツな写真を撮っていましたが、KUGC屈指の下戸である僕は大観峰と黒川温泉へ行きました。
大観峰は熊本県の阿蘇カルデラの外輪山の一角にあり、カルデラ内部を一望できる絶景スポットです。京大生のアイドル山村亜希教授(通称:あきちゃん)の地域地理学で阿蘇カルデラを扱ったなあと思い出しながら独特な地形を眺めていました。般教科目も真面目に授業に出てみるもんですね。地域地理学、おすすめですので後輩の皆さんはぜひ。楽単ですよ。
昼ごはんをはさみ、黒川温泉へ。こちらも熊本県にあります(あれ、大分観光…?)。「山みず木」「優彩」「新明館」の3つの温泉をめぐりました。「優彩」はホテル所属の温泉で施設がしっかりしていたのでおすすめです。最後はソフトクリームで〆ました。うめぇ!
〆のソフトクリーム。インスタ映えを狙ったつもりなのですが、慣れないことはするもんじゃないですね(血涙)
ちなみに、大野滑空場には八木宿舎がありますが、久住滑空場にもヤギ宿舎がありました。我々が泊まった宿舎から徒歩30秒、ヤギの名前はももちゃんだそうです。
(参考)大野滑空場の八木宿舎。宿泊料は1泊1000円、シャワー・トイレ・キッチン付き。(引用:大野グライダークラブHP、https://www.ohno-gc.jp/)
久住滑空場のヤギ宿舎。宿泊料は無料、ヤギの添い寝サービス付き。(※地元の方が飼われているヤギです。いたずらはやめましょう。)