2021年11月29日

初ソロ









お世話になっております。3年生の小林です。


この度は教官方、特に、松村教官、右さん、また仲間たちのお陰で初ソロを出させて頂きました。みなさんありがとうございます。


 


思えば、僕は今年の3月にソロに出たいと思って長期間合宿したけど出れなかったという苦い経験があります。


そしてコロナがあったりして時がしばらく経って11月になりました。今合宿までの総発数は80と十分なものの、場周判断と引き起こしがまだまだかなーといった感じで、自分なりに動画とか見ながらどうしようかなーと考えてnf合宿に入りました。


そして迎えた初日、訓練1発目小林。松村教官。


初めての場周経路での飛行、そして半年以上ぶりの大野北向きに戸惑いながら飛行し、帰ってきました。感想は普通。今までの弱点は克服できたものの、全体的に荒いフライトでした。


そして2発目。これも松村教官です。


2発目はまあ上手くまとめることができたかなという感じでした。


3発目飛ぶ前におなじみ右さんに教官変更。いつもどうりやればいいからといわれ、ソロチェックなのは薄々感じつつも前回同様フライトを心がけてやったらベストフライトが出来ました。


4発目松村教官。


リトリブを待っていると、松村教官に「小林は緊張しやすい方か?」と話しかけられました。少し言葉を交わし何となくダミーブレイクを察しながらのフライト。上昇中レリーズがカチャカチャ言いだした…。来たっ、ダミーブレイク。高度は280程度。離陸中期で操縦桿を抑えると色んなものが吹っ飛びましたが、想定通りの対処を行い無事着陸。ソロを飛ばしていただけることになりました。


5発目  solo 
松村教官


ダミーブレイクで心臓がバクバクしていたので一息つけて、ソロに出ました。


後ろに教官が乗ってるつもりでいつもどうり飛ぶ…つもりがちょっとミスしてしまいました。沈下。少し高度が低くなったものの慌てず対処しました。


ファイナルは軸線ぴったり。でもパスは低め。ショートを覚悟して気持ちを切り替えてフレアをかけて無事着陸。生きて帰ってこれてほっとしました。


 


全体通じて、事前の準備が上手くいった合宿でした。これを自信にして頑張って行きます。ありがとうございました。




posted by 京都大学体育会グライダー部 at 13:42| Comment(0) | 合宿

初単座









お久しぶりです。3年の丹下です。丁度一年前、初ソロブログを書いて以来でしょうか。総発数も170を超え、ソロも24発になり、安定してきたとは思いますが、離陸初期や滑らかなフレア、横風着陸の精度など、離着陸に関してだけでもまだまだ課題は山積みです。


権現山も赤く染まり、フライト中に足が冷えてたまらない今日この頃、大野滑空場で初単座(ASK23JA2535)に出ることができました!ちょうど一年前の1119日に初ソロにでて、再び同じ京大NF合宿でひとつ目標を達成できてうれしく思います。が、初535に関しては、かなりやばい上昇をしてしまい肝を冷やしました。


本編に入る前に、方向舵で書ききれなかった、初ソロから一年経って、今思うことを書こうと思います。正直初ソロは暗記ゲーなところがあります。同じ滑空場で、同じ風の条件で、同じ機体で固定する時期が早ければ早いほど、早くソロに出られると思います。パス角判断って難しいですよね。もちろん接地帯を見おろすだけでパス角判断ができるにこしたことはないですが、僕自身、パス角判断は曖昧なまま初ソロに出ました。というのも、静穏な条件の下でも、ASK13なら常識的な高度でチェックを通過すれば(対地180m210m)、ファイナルに入ってからダイブを開いても十分高度処理が間に合うからです。さらに、第三旋回、第四旋回時に高度計を見て、高いか低いか判断することもできます。こんなことを書いていたら多方面から怒られそうですが、高度計:自分の目視でのパス角判断=7:3くらいでした。高度計をみて、確かに高いな、くらいに思っていました。ASK21はその点少しシビアなので、適正パス角を自分の中でわかるようになるまでソロには出られませんでした(10th
solo
 から初21soloまで、30発近くかかりました)。


このように僕は高度計や速度計ばかり見て飛んでしまっていたので、ある壁にぶつかっています。それは、離脱してからずっと計器ばかりみながら飛んでしまう癖が抜けません。地平線で速度セットはしますが、気が付いたら計器ばかりみています。かなり深刻だと思っています。後輩の皆さんはできるだけ早く外をみながら飛べるようになりましょう。僕も治せるよう頑張ります。


それと、ソロ前で一番苦戦するのはフレアだと思います。フレア開始の目標はもっていますか?なくてもいいですが、決めておいた方がやりやすいと思います。フレアを開始する高度になったと思ったら、とにかくきれいにフレアを決めることだけに集中しましょう。速度も指定地も関係なし!指定地に降りられても、どん着したらカッコ悪いです。また、フレア中は遠くをみていますか?フレアモードに切り替える直前まで、布板をガン見していると思います。引き起こしながら、頭も引き起こして、遠くを見ましょう。ウィンチを見ろという人は多いですが、それだと一点をみて視野が狭くなってしまうと思うので、個人的には遠くの自然全体(大野なら山、木曽川ならブッシュ)を見ると良いと思います。全体を俯瞰するように見て、地面の迫り具合(地面の量の変化)も見えてくるといいですね。


以上でお節介は終わります。お役に立てたら嬉しいです。


535ですが、上昇でなにがあったのかというと、全然アップがとれませんでした。背風がわりと吹いていたこともあるのか、速度があまり乗らず(実際は思っていたより速度はあり、速度計の読み間違いをしていた)で中期にかけてあまりアップがとれず、また速度指示も遅れてしまい索追い越しの危険があるくらいだったと思います。ピストからアップ取れと言われて中期以降なんとか立て直しましたが離脱高度は260m。ピストからはそのままUターンして帰って来いと言われました。以前、速度が乗らずそのまま曳かれてウィンチに激突した事故もありましたが、他人事じゃないなと震えています。初めての機体、初めての環境など、特に気を付けないといけません…。


僕の中で一つのトラウマになってしまったのですが、今合宿でそれから5353発飛ばしてもらい、克服できたと思います。とても軽い機体で、舵も良く効き楽しかったです!


それでも、離陸はやはりチキンな感じで離脱高度はイマイチとれず、前後に飛んだ複座の333と同じもしくは低いくらいになってしまいました。次の課題は、もう少しアップを取って高度を稼ぐことです。ヒューズブルー切りに行くつもりですので、よろしくお願いいたします。


 


追伸 今合宿ピスト補佐をさせてもらいましたが、ピストの江河は訓練中いろんなことによく気づいてくれたし、また山田さん、佐藤さん、辻さんの協力もアリランウェイの動きもよく、4日で200発ほど回りました。本当にありがとうございました。後半にかけてかなり疲れが出てたので、4日くらいでちょうどよかったのかなと思います。一年生も二年生もかなりフライトに意欲的で、よくピストに飛ばしてくれと言いに来てくれました笑 後輩たちの成長が楽しみです!!


 


 




posted by 京都大学体育会グライダー部 at 13:39| Comment(0) | 合宿

2021年11月03日

福井単独2日目









 


 


 


はじめまして、一回生の渡邉です。


 


今日は、午前は曇りでしたが、午後になると徐々に晴れ、サーマルもぽつぽつと現れました(モグラ単機なのであまり恩恵にはあずかれませんでしたが…)。風もそれほど荒れることなく、非常に良いコンディションでした。そのためタイムロスが少なくモグラ単機で九発も回すことができました。


 


僕は今回の合宿が三回目の合宿でした。前の二回は福井空港、大野滑空場で、三回目の今回が再び福井空港です。モーターグライダーには前回の福井合宿でも乗らせていただいたのですが、その時は総発数わずか1、知識もほぼ0の状態での訓練だったので、本当に散々たる操縦でした。今回は少し勉強もして、知識をつけてから行けたので前に比べて確実に技術が向上していましたし、非常に充実した訓練をすることができました(と自画自賛しております)。ご指導くださった教官方、先輩方、ありがとうございます。


 


今後の目標は旋回、蛇行をしっかりと機首を安定させてできるようになることです。(そして何といっても一人ですべての無線のやり取りを完璧にできるようになりたい!)まだまだ技術も知識も未熟ではありますが、一人前の操縦士としてグライダーを操縦できるように今後も日々努力を重ねていきます。


 


はじめまして、1回生の鈴木陽之(はるゆき)です。


 


2日目も前日に続いてモグラのファルケのみでの運行でしたが、1回のフライト時間が長い分質の高い訓練をすることができました。特に私は運良く1時間連続で操縦する機会があり、途中から吐き気を催しながらも学ぶことが多い訓練となりました。何事もそうですが、やはり操縦も基本が出来て初めて次のステップに進めるものなんだと体感しました。もっと貪欲に様々なことを吸収して成長することができたらと思います。


 


 


お久しぶりです。2回の大塚です。今回の単独福井合宿でピストを担当しました。


 


今回の合宿の成果としては、2日とも天気が安定していて、1日目はファルケのバッテリーの不調があり1発目が遅くになってはしまいましたが、なんとか11発回りました。(総発数9)2日目も11発回り、もう1発飛べた1回生たちはタッチアンドゴーもできできていたので訓練が開催できて本当に良かったです。(総発数9)


僕自身もタッチアンドゴーで11発も稼ぐことができ、総発数が51発になりました。70発で初ソロに出るためにもチェックシートを埋めて、上空以上に地上で勉強をし、そしてこれまで以上に11発を大事にしていきたいと思います。


 


今回の訓練で初めてピストを経験させていただきましたが、サブピストとは違い、何か見落としてしまっていても指摘してくれる先輩がいないので準備から当日まで気を張り続けていた合宿でした。


ただ一回生が想像以上に動いてくれたことで、自分がピスト業務に専念することができ、無事訓練を終えることができました。また3回の好川先輩にもドラ、機材、宿舎のクローズ、一回生のWXの補助などとても助けていただき、先輩の有り難さを感じました。


 


ランウェイワークがなかったのにも関わらず帰りのエスティマの後部座席でぐっすりと爆睡してしまい、ピストとはこんなに疲れるものなのかと驚きました。


改めてこれまでピストをされていた先輩方のすごさを実感するとともにそんな先輩たちに近づけるようにますます精進していこうと思います!




posted by 京都大学体育会グライダー部 at 14:06| Comment(0) | 合宿

2021年11月02日

福井単独1日目









はじめまして、一回生の若林です。


 


今日はとても天気がよく、上空では東尋坊までくっきりと見ることができました。自分は今日が初めての福井での合宿で、プロの情報官と交信を聞きながらのフライトはとてもワクワクしました。モーターグライダーでの訓練でしたので、みっちり直線飛行に取り組みました。まだまだふらついて安定して飛べておらずもどかしい思いですが、練習を重ねて着実に技能を上げていきたいと思います。


 


入部から約半年間合宿に行けない期間が続き、10月の頭からやっと飛び始めましたが、空を飛ぶことの面白さや合宿の経験の濃さには驚いています。現在は直線飛行と旋回の技能向上と、機材係の認定をいただくことを目標としています。今後も、飛べない期間に先輩や教官方から学んだ知識を生かして、合宿一日一日を有意義に取り組んでいきたいと思います。


 


 


一回生の木田です。


 


まだ合宿に行けるようになってから日が浅いですが、今日のモーターグライダーの操縦練習では、未熟ながらピュアグライダーとは違った難しさを感じました。福井空港に来るのは初めてで、セスナ機やヘリコプターの迫力に圧倒されております。()


明日からの後半戦も、気を引き締めながらも楽しんで訓練に取り組んで参ります!


 


主将の森です。


1年生が空の魅力に吸い込まれ、目の色を変えていく姿には日々感動しています。去年に引き続き、精力的で活発な1年生の今後の活躍に期待しかありません!!




posted by 京都大学体育会グライダー部 at 12:42| Comment(0) | 合宿

2021年11月01日

東海関西記録会後半 最終日 & ウインチマン認定報告

お久しぶりです、グライダー部4回の辻井です。

本日は前半10/23-25,後半10/29-31の計6日間にわたる東海関西記録会の最終日でした。

最終日、天気予報では1日曇り、ランウェイに出ても朝から曇っており条件は期待できないと思われました。
そのため条件が出るまでは記録会は行わず訓練フライトとなりました。

しかし、その日になってみないと分からないのが天気というもの。雲はだんだん晴れていき、11時頃には快晴に!
滞空する機体もちらほらとおりましたが、競技開始を待たずして昼過ぎに撤収となりました。総発数32発。

私も1発飛び、確かに空気の対流はありましたが滞空とはなりませんでした。

6日間の記録会の結果は以下のようになりました。

1位 浅野翔大(同志社3年) 770点
2位 山本航生(大阪4年)385点
3位 愛甲剛琉(立命館3年)27点
4位 瀬理智哉(立命館4年)25点
5位 天野開(大阪府立4年)19点
6位 満田龍一(大阪2年) 1点

残念ながら、今年度は京大参加者は得点フライトとはなりませんでした…。
条件にあまり恵まれない6日間だったので、仕方ないかと思います。

次の大会は全国大会または七大戦となりますが、その時には安全第一に、その上で成績を残せるよう日々の訓練から意識していきたいと思います。

また、来年以降は記録会ではなく競技会として開催予定です。現3回生が是非ともそこで成績を残せるよう、部全体で精進して参ります。

皆様、応援ありがとうございました。
引き続き京都大学グライダー部をよろしくお願いいたします。


また個人的なご報告ですが、先々週の合宿にてウインチマン認定試験を行い、ウインチマンの認定をいただく運びとなりました。
今後は部内でウインチマンをコンスタントに教育・排出し、より効率的で安全な合宿を目指せるよう頑張ります。


写真・東海関西の僕の同期達です。僕は現在京大グライダー部内に同期がありませんので、地区の全員が僕にとって大切な仲間です。
image0.jpeg
posted by 京都大学体育会グライダー部 at 17:19| Comment(0) | 大会