こんにちは。4年生の山本です。7月3日と4日に自家用操縦士実地試験を岐阜大の小島さん、今井君、名工大の石川さん(ひげをそった姿)と共に受験し、4人全員合格することができました。感謝感謝です☆ PCの充電器を宿舎に置いて行ってしまったせいで、だいぶ更新が遅くなってしまいました。
いきなり話が変わって恐縮ですが、もともと僕は飛行機とか航空とか空とかそういった世界に絶望的に興味がありません。別に嫌いというわけではないんですけど、、こればかりはよく分かんないんですがどうしようもありません。特にフライトレーダー?とかを見てニヤニヤしてる人を時々見ますが怖いです。インスタグラムの方が絶対面白いと思います。そこでなんでこの部活に入ったのかと問われれば、1番は他にやりたいことが無かったから、、それとboxの使い勝手が良さそうだったからでした。
したがって、実地試験への勉強はかなり苦痛でした。人間興味のないことは覚えられないといいますが、まさにその通りで、航空法なんかは何回読んでも覚えられず本当にしんどかったです。しかし、ライセンスを取るには逃げられません。自由に飛ぶために、大学受験の時ほどじゃないですが、それくらい勉強し、必要な知識をがんばって身につけました。これがいわゆる成長ですね。
そんな感じでひたすら勉強し続け、ついに6月最終週らへんから木曽川に行き、実地試験に備えました。
日ごろの行いが悪かったのか、直前の土日合宿は雨で中止になってしまいました。フライトの間隔が1週間強空いてしまうのに少し不安を覚えつつ、松本昌昭教官と宮地教官のご指導のもと勉強に頭を切り替えていきました。あと試験日が晴れるように日ごろの行いを改め、人間力の向上も同時並行で行いました。
そんなこんなで試験日はあっという間に来てしまいました。6月に受けた同期が「試験までのラスト1か月はマジで短いで」みたいな深いような浅いようなアドバイスをくれましたが、事実その通りでした。試験が来るのが早すぎて、梅雨前線はずっとまごまごしており、これマジで天気悪くて延期になるんじゃね?と心がソワソワしていましたが、何とか実施することができました。日ごろの行いの成果ですね。つまり人間力が向上していたことが証明されました。
試験は、初日にオーラル、2日目にフライトという感じで進みました。
オーラルに関してはめちゃめちゃ緊張しましたが、まぁ何とかなりました。直前に学科していただいた部分が出たり、小林教官と山ア教官によるオーラル訓練のおかげでテキパキ答えることができました。実は隠してたわけでは決してないんですが、僕は自家用講習会を1回しか受けれてないんですが、まぁ何とかなりました。
2日目は天気が晴れ、予報に反して風は弱く、雲がやや低かったですが、フライト可能な天気でした。朝から天気を分析し、NOTAMをとったりしていると、クルーで来てくれていた同期の関大生が「今日の運勢ダメダメだわー」とかつぶやきました。どうやら彼は20歳を過ぎているのに星座占いをチェックしているようでした。ここで俺と星座同じだったらなんか気まずいからわざわざ言う必要なくね?と僕は正直思いました。
今井君が「何座?」と聞くと、彼は「みずがめ座」と答えました。みずがめ座の僕はわざわざクルーで来てもらっている彼に対し少しキレてしまいそうでした。しかし、1週間で底上げした人間力によりなんとかそれを抑えることに成功し冷静に話に加わりました。なんかよくよく聞いてみると自分に勝つと運気が上がるらしいということで、なんやそれって感じでした。所詮根拠のないスピリチュアルな占いなんて信じる価値はないと思いながらも、キーホルダーにガッツリ貴船神社のお守りを付けてしまっているので、心に矛盾が発生し、危うくIM SAFE が崩れるところでした。がそこも有り余る人間力でカバーしました。
そんなこんなで、ついに試験官が到着され、出発前の確認を完了しランウェイへ。そしてすぐ自分の番になりました。フライトは正直言って、4年になってから1番ダメダメでした。マジで落ちたと思いましたが、2発目はまぁまぁ及第点くらいのフライトになり、あとは判定を待つだけになりました。なにせ運勢がダメダメなのでマジで絶望していました。
が最終的には合格の判定をもらうことができました。
松本教官や宮地教官におめでとうと声をかけてもらいながら握手をした時には達成感やら、感謝の気持ちやらなんやら色んな感情が湧き出てきて、涙が出そうになりました。まぁ別に出ませんでしたが。
グライダーはみんなの協力があってはじめてできるということをかみしめながら、まだまだ下手なのでこれからも飛んで精進していきたいと思います。
立ち合い教官をしてくださった松本教官をはじめ、お忙しい中学科をしてくださった宮地教官、小林教官、山ア教官、佐野教官、忙しい中クルーとして来ていただいた学生の皆様、そして自家用を口実にほぼすべての仕事を押し付けたKUGCの後輩たち、その他諸々すべての方々に感謝を申し上げます。