2013年03月04日

全国大会Day2

競技2日目。東風が吹き、今日のタスクは千代田→給水塔でした。
午前中は厚い雲がたれこめバッタ続きでしたが、昼ごろから日射が回復しサーマルコンディションに。
そんなタイミングで今日2発目のフライトが回ってきました。
「先発機周回、自分バッタ、後続機周回」という昨日の記憶が頭をよぎりましたが、ひとまず忘れたことにして出発。

赤岩あたりで小さなプラスをつかまえたがあまり上がらず、サントリーへ。行けども行けども沈下続きで、逃げ戻る。
引き返す途中で旋回中の日大機の下に入り、やっと落ち着いて上がるようになりました。
日大が800m以上まで上げてから一直線に飛んでいったのに、こちらは700手前までしか上がれず、千代田に行くまでもう一つサーマルが必要でした。田の字近くでヒットし、どうにか800まで上げてから千代田クリア。
さらに給水塔まで3つほどサーマルを乗り継ぎながら進み、無事タスクを達成することができました。
ところが、提出した写真のうち、千代田でセクター外の判定を受け、50点減点となってしまいました。GPSの軌跡は確かにセクター内を通過しており、旋回位置もライン際というわけではなかったのですが・・・。

結果、本日の得点は734点となり、デイリー17位、2日までの累計で23位とあいなりました。ひとまず昨日のトラウマからは脱することができてほっとしております。しかし、トップ層と比べると倍近い時間がかかってしまいました。
原因は2つ。一気に上がって高高度を維持できていないこと。七大戦最終日にも感じましたが、サーマル旋回している機体の下に入ったのに、結果先行機よりも低い高度でサーマルアウトしてしまうことがあります。兆候としてバリオがプラスとマイナスの間でブルブルしていることを考えると、途中でサーマルを見失っているのでしょうか。
もう一つは、クルーズ中に無駄が多いこと。他機のトラックデータを見てみると、自分の軌跡よりもすっきりとしているように感じます。サーマリング中に次の進路を決定できていないのと、サーマルからの離脱高度が低く何度もサーマルを探してウロウロしていることが背景にあるように思います。

とりあえず今日の反省はこんなものでしょうか。競技期間はあと6日。長丁場ですね。
posted by 京都大学体育会グライダー部 at 23:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 大会

2013年03月03日

全国大会Day1

またまた中西です。
明日から競技と言いつつ、投稿したのは競技初日になりました。妻沼の回線は不安定ですね。

朝から正対9mの風が吹き荒れる日でした。午前中は上空はひたすら荒れていてソアリングどころではありませんでしたが、徐々に落ち着いてきて滞空機が増えてきました。
午後になってポイントクリアの報告がどんどん入ってきて、期待の高まる中出発したのですが、何もあたらずバッタに終わってしまいました。発行順の前後の機体は周回を達成してました。
事前に想定していた以上に、妻沼の空はプラス・マイナスの差が大きく、最初のワンサーマルにヒットさせることが如何に大事か思い知らされました。この日は慶応YSがチーム3周を達成するなど周回者が続出し、大きく出遅れる結果となりました。大会はまだ始まったばかり、じっくり戦ってこようとおもいます。

粟津さんより、差し入れが届きました。京大チームの食生活が大きく改善されそうです。ありがとうございます。
posted by 京都大学体育会グライダー部 at 22:16| Comment(2) | TrackBack(0) | 大会

ところ変わりまして

中西です。
少し日が開いてしまいました。七大戦ラストの報告です。

最終日になって風はよわまりましたが、朝からトラブル発生。
ディスカスのトータルエナジーの先っちょが消失していたのです。
おそらく以前に地上を転がしているうちに振動で外れてしまったのでしょう。呆然とする京大チーム。
しかし佐々木教官がたまたま(?)持っていたシリコンチューブと、東北大の教官がたまたま(!)持っていた釣りの浮きを使って即席の部品を作り上げ、どうにか飛ばせることになりました。
空はもやがかかっていたものの微妙にプラスはあるようなので、まずは後輩を偵察に出してみることに。
団体点の算出法から考えると、後輩を飛ばすなら3人は飛ばさないと点数が減ってしまうため、4人が競技に出るプランを立てました。ひたすら競技フライト数を稼ぐ方針です。
東北大から21をチャーターして(京大の為にわざわざ組んでくれました)、森川テイクオフ。
発行順を遅らせないよう、他機より前に降りろと言い含めたせいかわずかに滞空点にはとどかなかったものの、わずかに上がれる程度のプラスが発生しているとの報告。
続いて谷一。他機旋回中のサーマルに上から入り、追いつかれて離脱。その後のたうちまわって約20分の滞空。セパレーション不足で注意を受けましたが、減点は免れました。
3番バッター森。だんだんプラスは強くなってきていて、40分越え。複数機が高度を下げる中要領よく先手を打って降りてきてくれました。
満を持しての中西出撃。応急修理のトータルエナジーのシリコンチューブが風に揺られるせいか、バリオの針がブルブル震えるものの、どうにか使えるようです。しかし渋い。先行機も苦労していて、高度を大きく上げている機体はありませんでした。
以後、持久戦が続きました。少し高度をあげては先に進み、旋回点の近くで上げ直す作業の連続。トップも低く、ゆるゆるとタスクをクリアしていくものの高度はギリギリ。クリアが認められるのか不安になりながら飛んでいました。

結局、1時間半以上かけてゴールしたものの、第3旋回点で規定の高度を下回っていたことが判明し、滞空点しかつきませんでした。
この日は他にも周回を認められなかったフライトがいくつかあり、タスクコンプリートしたのは2,3機となりました。
結果、最終日になって他校に逆転され、最終成績は団体5位、個人4位(中西、指定三角コース速度記録賞受賞)となりました。
部品の損失、応急部品での修理と不安要素を抱え、プレッシャーを感じつつのフライトでした。そこから焦りがうまれ、余裕のないまま強引にタスクを進めた結果だと反省しています。もっとも、バリオの挙動がおかしいことから普段以上に体感からサーマルを知覚することができ、その点は収穫だったのではないかと思っています。
なお、トータルエナジーは佐々木教官がアルミパイプを使って換えの先端部を作って下さり、バリオの挙動も改善しました。もっとも正規部品を注文しようとしたところ先端だけでは取り扱えないといわれ、チューブまるごと交換することになりましたが。

現在は埼玉の妻沼滑空場に移動し、全国大会に参加しています。今日は開会式、明日から競技が始まります。
関宿で得た貴重な反省をもとに、確実に周回を重ねたいと思います。
posted by 京都大学体育会グライダー部 at 22:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 大会